風/柔軟/東半球/北半球/水星/3室
物質的には「気体」の部分。気体は自ら広がろうとする性質を持つ。これは風サイン全てに共通する性質だが、風サインの最初のサインである双子座は特にこの性質が強い。
支配星の水星は「思考」や「伝達」を司っており、肉体ではより繊細さが求められる手先の神経や大脳新皮質と関連している。人間社会において「広める」ものとはつまり「情報」であり、このため言語、発信、コミュニケーションなどが関連してくる。
DNA的にはこれもサバイバルに関連する探索本能のような部分と関連しており、探す、見つける、それを他者に伝える、疑問を持つ、知ろうとする、好奇心、などの役割がある。
水星は最も頻繁に逆行を起こすトリックスターで、神話のヘルメスもその性質をよくあらわした性格をしている。つまり”ユーモア”も担当しているのだ。
牡牛座の段階で自分の”好き”に集中してお腹を満たしたら、今度は外に意識が向いて遊びたくなる。この世界のあらゆるものに「なんだ?なんで?」の好奇心が湧いてくる。双子座はその「?」のままに動く段階だ。
なので、発信者、コメディアン、ライター、シナリオライター、ジャーナリスト、企画立案者などが多くなる。
双子座の人はひと所に居留まらない、思考と探索と発信と疑問の投げかけを続ける「水星/ヘルメス」の体現者なのだ。
他者の思考を柔らかくする、思考領域のトリックスターとしての役割も持っている。遊びと好奇心は一生のテーマだ。
水星は3次元領域における、人間が視覚(と聴覚)で知覚するものを担当しており、その中でも特に「言語」を担当している。3次元領域で何かを知りたい時、伝えたいとき、「言語化と探索」を司る水星は絶対に欠かせない存在だ。